祝日はさすがに勤務を強制できないので、「自己判断」で旅行に行ってきました。
今回はパリの南西、ナントとロワール地方。
ナントは西のパリと呼ばれるフランス西部の中心都市。
中心都市とは言っても、そんなに大きい町ではなく、都心も歩いて15分ぐらいでぐるっと回れるような小さな街。放射状の幹線と中心を迂回する環状線がきれいに整備された街。路面電車をフランスで最初に復活させた街としても知られ、歩いて、時々路面電車に飛び乗りながら、川から続くなだらかな斜面の町だった。
斜面を生かした代表例が、パッサージュポムレ。斜面にあわせて3層になったアーケードで、立体的に広がるアーケードは新鮮で、おもしろい。ラピュタに出てくる水中都市を思い出した。
ナントの中心は、パリと同じようにロワール川とその中洲だ。ここにはかつて工場や貨物倉庫、港が並び、アフリカとの貿易で栄えていた港町でもある。
しかし、今ではその跡地が巨大な再開発プロジェクトの敷地として、現代建築のパビリオンとなっている。
現代建築と都市の関係はもう少し良くならないのだろうか。
最近の建築が群となって集まったときにいい風景が出来ているところを見たことがない。自分勝手な「実験」をそれぞれの建築家がしていて、それぞれの回答を出す。全てがばらばらの答えで、自分のこと、自分の敷地の中しか考えていない。あったとしても、自分の敷地と都市全体のこと。もう少し小さなスケールで、自分と隣の敷地、自分と3軒となりの敷地ぐらいで考えることは出来ないのだろうか。
でも、再開発や郊外開発のようなごそっと都市を作りかえる計画では、隣を予想することも、そこにに期待することも難しい。そこで、都市と建築を結びつけるのがランドスケープなのではないかとも千葉大の子と話したが、ランドスケープが整った都市といっても、現段階では公園や歩道が整備された街というイメージしかない。可能性はありそうだけど、これといった具体的な解決策がないのが現状だ。
こういう都市を見たときは自然を見てほっとする。市内の中心部には植物園があって、土曜の午後にみんな思い思いに木漏れ日の差す散歩道沿いのベンチの上、小さな白い花の咲く芝生の上で過ごす。
ナントのユニテも見た。郊外の何もない野原の真ん中にこれが建ったときは異様な風景だっただろう。郊外で高層化する意味。
次の日はロワールの古城をめぐって。古城では橋上建築のシュノンソー城が良かった。川の上に架かる美しい城。白い壁と青みがかった屋根。
帰りは道に迷いながら帰った。
日本人には地平線の感覚はない。だから夜、地平線を見ると水平線に見える。大きな海画を子にあるほうがすごく自然だ。この感覚に気づいたのは面白かった。陸の上で地図も無く、どこかも分からず、本当に遭難だったけどね。。
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