2010年9月4日土曜日

大谷石!

先月東京に行っていたときの話。

念願の大谷石の採掘場に行ってきましたーー。
前回来たときは、タッチの差でバスに間に合わず、宇都宮駅のスタバに行くだけで帰るという苦汁をなめた、この地に再チャレンジしてきました。
大谷石は宇都宮で採れる、軽石のような石で、ポコポコ穴が開いていて、風化に弱いと聞いていたけど、宇都宮では蔵や塀に多用されていて、町中が大谷石資料館状態。
資料館前の岩山。人工と自然が隣り合う。どうしてあんな切り方をしたのか。。
地下はひんやりとしていて、夏でも寒い。

採掘のために、まず山に横穴を掘っていく。その後、下へ下へと掘り込んでいったため、床レベルが一定せず、複雑な空間構成になっている。掘り進めるとき柱を残したため、建築空間のようでもあり、そのスケール感とマッシブな表情で、建築を超える圧倒的な迫力を持つ。 実は単純なグリッド。 大谷石のポーラスなテクスチャと石切の生々しい傷跡
所々に開けられた空気取りの穴から日光が差し込む。
この採掘場を見て青森県立美術館を思い出した。
美術館に似つかわしくない巨大な空間、マッジブな壁面、変化する床レベル。
青森を見たときは、これを一人の人間が計画したとは思えなかった。複雑で、人を迷わせる空間。空間のサイズもまちまちで、ヒエラルキーがない。今まで体験したことのない空間だった。
デザインされた空間と自然に生まれた空間。人工と自然の隙間の建築を達成していたとおもう。
この採掘場も人工だけど、デザインされたものではない。
産業遺産だけど、もはや人の気配はない。その痕跡だけが残る。
ここでは、コンサートやインスタの展示もするらしい。また来たいと思わせる空間だった。

参考:artizan.fromc.jp/cafe/archives/2005/08/vol1.html
    http://tenplusone.inax.co.jp/archives/2006/08/24194306.html

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