2009年12月13日日曜日

昨日はプロジェが終わって最初の週末。
金曜はトーフとパンテオンへ。途中でロイも合流し、三人で見る。
パンテオンはルイ15世が病気の回復を祝って建てた神殿。現在ではその地下に歴代の革命後の偉人たちが眠る墓所となっている。フランス人にとってこの地下に名を刻むことは最高の名誉なのだろう。
この地下には円形平面の石造りのヴォールトがある。石の冷たい感じはなく、滑らかに継がれた壁と天井は柔らかく、ベージュの光を反射し、不思議な奥へと続く空間になっている。神楽岡幼稚園の内部はこんな感じだろうか。

土曜は朝からみんなで卓球して、昼からロイと二人で、Palais de Tokyoへ。
ラカトン&バッサルのリノベーションによる美術館。彼らがしたのは内壁をはがし、コンクリートや木造の屋根をむき出しにしたこと。そこに貼られた真っ白な壁。抽象と具象の対比が強烈になっている。
しかし、この白い壁の上では全てが作品に見えてしまう。ただの空調ダクト。ただの消火栓の穴。壁に空けられたねずみの穴。
ルーブルのような空間そのものも美術作品のような空間がある一方でホワイトキューブの器としての美術館。どちらも、どれが作品なのか分からなくなるという点では奇妙に一致している。
白い抽象的な空間に作品を置くことと、けばけばしい装飾的な空間。その両方でもない、あるがままの醜悪でさえある姿をあらわにしたこの展示室の天井。個人的には白く塗るだけで作品にする力はすごいと思うが、それだけでいいとは思い切れない。。。。言葉に仕切れない。だめだ

後でわかったことだが、消火栓の穴も、ねずみの穴もアート作品だったようだ。さらには作品のネームプレートを置く台でさえも。。。作家の思う壺ということか。

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