2010年3月17日水曜日

久々のパリ

ムニエのチョコレート工場に行ってきた。

フランス初のカーテンウォールによる工場は鳥かご構造で、細い材を斜め材として、柱間をセラミックのタイルで覆うというものだった。

さらにムニエ社の作った労働者住宅が今も残っていて、整然と並んだ二戸一の低層住宅が、一軒ごとに色やテクスチャを変えていて、小奇麗な住宅地だった。

このあたりは駅からムニエ社の緑地まで巨大な軸線が通っていたり、広場があって、レストランや市庁舎跡が並んだりと、ムニエ社の手によるのだろうか、しっかりと整備されていて、街もきれいだ。駅前にはさすがに黒人のヤンキーたちがたむろしていたが、奇抜なデザインも無く、いい感じだ。

というのも、そのあと、Noisy-le-Grandという二つ隣の街に行ったんだけど、ここが結構怖くて、、、

駅はショッピングモールになっていて、屋内空間は綺麗だし、すごく人で賑わっていたんだ。でも、一歩外に出ると、ゴミがドアの前に積み上げられ、鳩がたかっているし。。

駅周辺はパリ市の拡大にあわせて、市が整備した(計画名忘れたー)集合住宅、日本の団地みたいに一挙に作られた地区で、ポストモダニズムの建築家がデザインした奇怪な高層住宅が並んでいる。そこには、古典の引用によるデザインがされているのだけど、中庭は人気が無く、死角も多くて、昼間でも怖かったんだ。集合住宅、特に郊外においてはコモンという場所は危険な場所になりやすいのかもしれない。だから、坂本一成はコモンは要らないといっているのかな。

(3/20追記 でもこれを逆手に取ったのがミラノのガララテーゼかもしれない。人気のない不気味さを突き詰めた不思議な空間。)

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